不倫・離婚慰謝料
大阪府で無料の不倫慰謝料の弁護士相談窓口を確認|目的別の使い分けも紹介
2024.11.14
不倫問題はセンシティブな内容であるため、どこに相談すべきか迷う方も少なくないでしょう。
相談の目的も人によってさまざまです。
不倫の事実を周囲に知られず穏便に解決したい方もいれば、単純に話しを聞いてもらって、気持ちを楽にしたい方もいます。
友人や知人に相談するのも有効ですが、大きなトラブルの場合は専門家に相談するのが効果的です。
本記事では、不倫問題の具体的な相談先や弁護士に相談すべき人、無料相談の際のポイントまで解説します。
弁護士はあなたの悩みに真摯に向き合います。お気軽にご相談ください。
不倫問題の相談先は、悩みの深さや、どのような相談がしたいかなどの状況によって変わります。
相談相手によっては、費用がかかったり、期待できる結果が変わったりするため、相談相手を自分の希望に合わせて選びましょう。
単純に「悩みを聞いてもらって共感してほしい」という方は、友人・知人への相談をおすすめします。
付き合いの長い友人なら、男女問題でも話しやすいですし、相手も親身になって話を聞いてくれるでしょう。
もし相談相手が不倫された経験がある方であれば、実体験に基づいた効果的なアドバイスがもらえるかもしれません。
不倫の事情は人によって異なるため鵜呑みにはできませんが、参考程度にはなるでしょう。
ただし、相談相手から情報が漏れるリスクがあるため、信頼できる人を選びましょう。
また、友人や知人は「不倫問題を解決するプロ」ではありません。
そのため、あくまでも「誰かに話して気持ちを楽にしたい」という方にとっての相談相手でしかありません。
不倫問題を根本から解決したい場合にはおすすめできません。
「悩みを相談できる知り合いがいない」「誰にも知られたくない」という方は、占い師への相談をおすすめします。
不倫問題はとてもセンシティブな内容のため、友人や知人でも話しにくいこともあるでしょう。
占い師であれば、お互いに素性を知らないため、身近な人物に相談内容が漏れる心配はありません。
また、対面だけでなく電話・メールでも相談できます。
占い師は、不倫問題も含めてさまざまな人の悩み相談に乗ってきた経験があるため、あなたの気持ちを楽にするようなアドバイスが期待できます。
ただし、占い師も「不倫問題を解決するプロ」ではないため、不倫問題を根本から解決することはできないでしょう。
また、占い師への相談にはお金がかかります。
電話占いであれば「300円前後/分」が相場です。
「不倫された(した)根本的な原因を考え、夫婦仲を改善したい」という方は、カウンセラーへの相談をおすすめします。
カウンセラーは、国家資格や民間資格を取得している「心のケアに関する専門家」です。
心理学的なアプローチをもとにした、有効なアドバイスが期待できます。
不倫に至った原因を突き止め、夫婦仲を改善したい方に向いています。
不倫に関するカウンセリングを受ける際は、基本的には「10,000〜15,000円/時間」の料金がかかります。
しかし、無料で不倫問題を相談できるNPO法人もあるので活用してみもよいでしょう。
【参考】浮気・離婚関するご相談や専門家選びは「NPO法人よつば」
「不倫の証拠を掴んで相手に突きつけたい」という方には、探偵や興信所への相談をおすすめします。
配偶者や配偶者の不倫相手に慰謝料請求や離婚請求したときに相手が否定した場合、追求できるようにするためには「不倫をしている」という決定的な証拠が必要です。
具体的には、以下のような証拠を持っていることが望ましいです。
不倫の証拠として有力なのは、「不貞行為を証明できるもの=肉体関係があるとわかるもの」です。
LINEのやり取りを見つけた程度では、不倫の立証として不十分なケースもあります。
探偵や興信所は証拠を集めることに長けています。
ラブホテルの出入り写真など、自分では集めるのが難しい証拠の確保が望めます。
料金に関しては、以下3つのタイプによって異なります。
調査タイプ | 相場 |
---|---|
時間料金タイプ | 1万5,000〜3万円前後/時間 |
パック料金タイプ | 20万円前後/10時間 |
成果報酬タイプ | 100万〜200万円前後 |
「時間料金タイプ」では、実際の調査時間によって費用が変動します。
ある程度不倫の事実を掴んでおり、実際に会う日もわかっているような状況であれば、現場を撮影するだけで済むため、費用を抑えられます。
一方、情報がほとんどない状態で不倫の事実まで掴んでほしい場合は、調査時間がかかるため、費用は膨れ上がります。
「パック料金タイプ」では、「10時間でいくら」「20時間でいくら」のように、指定時間内であれば定額で調査してくれます。
ただし、成果は保証されないため、たとえ成果が得られなくても満額請求されます。
「成果報酬タイプ」では、依頼人が求める成果が得られるまで料金が発生しません。
ほかのタイプに比べると高額な料金が設定されていますが、確実に不倫の事実を掴みたい方にはおすすめです。
ただし、依頼前に「不倫調査成功の定義」を必ず決めておきましょう。
たとえば、以下のように、依頼人と探偵の間で調査成功の定義がズレてしまうと、トラブルになる可能性があります。
「配偶者や配偶者の不倫相手に慰謝料を請求したい」という方は、弁護士への相談をおすすめします。
不倫問題の解決の方向性としては、主に以下があります。
友人・占い師・カウンセラーなどに相談すると、精神的な面ではスッキリするかもしれませんが、問題を根本的に解決するには至らないでしょう。
また、探偵や興信所に依頼して不倫の証拠を掴んでも、問題解決に向けた具体的なアクションは実行できません。
慰謝料請求や離婚請求などに踏み切る場合は、法律の専門知識をもつ弁護士へ依頼するのがベストです。
不倫慰謝料金額の相場は「離婚する場合で50万〜200万円、離婚しない場合で100万〜300万円」程度です。
慰謝料の金額は子どもの人数や婚姻関係を結んでいた期間、不倫の回数などさまざまな要因によって変動するので、自身の状況でどのくらいの慰謝料が望めるかは、弁護士に相談したほうがよいでしょう。
また、離婚請求は裁判所での調停も必要です。
専門知識が必要なアクションを起こす場合は、弁護士へ相談・依頼しましょう。
なお、弁護士に依頼する際は、主に以下の費用がかかります。
各項目の費用は事務所ごとで設定が異なるため、事前にチェックしておきましょう。
弁護士に依頼した場合の費用相場は10万~40万(成功報酬を除く)となり、トータルでは大きな出費になります。
しかし、弁護士に任せることで、裁判所への出頭や書類作成、不倫相手とのやり取りなどもすべて代行してくれます。
自分の手間や精神的負担を減らす意味でも、不倫問題の解決に向けて具体的に動く場合は、弁護士へ相談しましょう。
最近では、初回の相談料を無料としている法律事務所も増えているので、まずは相談して費用やどんなサポートを受けられるか確認するのがおすすめです。
「お金がなくて弁護士に依頼できない」という方は、法テラスに相談しましょう。
法テラスとは、国が運営している法的トラブルの相談所のことです。
法テラスが定める収入要件などの要件をクリアすれば、無料で弁護士や司法書士に電話相談できます。
ただし、1回の相談時間は30分前後であり、相談回数も「1つの問題につき3回まで」と決まっています。
そのため、事前に質問事項をまとめ、話したい内容を整理してから相談することがおすすめです。
法テラスは全国各地に事務所があり、公式サイトの「地方事務所一覧ページ」から、お近くの法テラスを確認できます。
「近くで良い弁護士が見つからない」という方は、各自治体が設置する相談窓口を利用しましょう。
無料の法律相談窓口を設けている場合もあります。
各自治体の相談窓口であれば、やみくもに自分で選ぶよりは時間がかからないでしょう。
相談時は、役所や市民センターなどに行けばよいため、「法律事務所に行くのは気が引ける」という方におすすめです。
ただし、相談可能日時が限定されていたり、予約制であることも多いため、時間的な融通は利きにくいと考えておきましょう。
このように、不倫相談窓口にはさまざまな種類があります。
自身の希望や予算に合った相談窓口を選ぶことが大事です。
弁護士への相談は時間で区切られているケースがほとんどです。
無料相談であれば30分程度なので、時間内で自分が知りたいことを説明し、聞く必要があります。
ここでは、効率よく不倫問題を相談するためのポイントを紹介します。
弁護士から適切なアドバイスをもらうには、弁護士が相談状況を理解してくれないと何も始まりません。
そのため、状況説明する際に、以下のような項目を踏まえて時系列で説明しましょう。
できるだけ具体的に話すべきですが、愚痴にならないように注意しましょう。
不倫の証拠や不倫相手の情報があれば、最初の相談時に持参しましょう。
証拠を見せながら相談することで、どのくらい慰謝料が獲得できそうか、今後どのように進めるのが最善かなどについて具体的なアドバイスが望めます。
また、少しの証拠(SNSやメールのやり取りなど)しか持っていなくても、相談できます。
今後どのように証拠を収集すればよいのかのアドバイスももらえるので、安心して相談してください。
弁護士費用は相談内容や事務所によって異なりますが、相場は以下のとおりです。
内容 | 相場 |
---|---|
相談料 | ・初回相談無料の事務所もある ・5,000~1万円前後/時間 |
着手金 | 獲得した慰謝料の10-30%程度 |
報酬金 | 獲得した慰謝料の10~20%程度 |
実費 | 日当や交通費など |
あらかじめ相談しておかないと、成功報酬などの支払いで揉めてしまうリスクがあるでしょう。
多くの弁護士事務所では、おおよそどのくらい費用がかかりそうか教えてくれます。
電話・メール相談にはそれぞれメリット、デメリットがあります。
ここでは、相談時の注意点とあわせて紹介します。
電話相談では、相談時にすぐ回答をもらえたり、話し方などから弁護士の雰囲気をある程度把握できたりするメリットがあります。
一方で、30分程度などの時間制限があると、焦ってうまく説明できないこともあります。
また、弁護士の顔が見えないので、ニュアンスが上手く伝わらないことがあったり、感情的になってしまったりするなどのデメリットも考えられます。
電話相談をする際は、あらかじめメモを作成しておきましょう。
また、通話中に専門用語などが出てきてわからない場合、何度も遮ってしまうと話が進まないので、メモを取っておいてあとから質問すると効率的です。
メール相談では時間や場所を選ばず、落ち着いて現状を説明することができるというメリットがあります。
まとまった時間がとりづらい方や配偶者にバレないように相談したい方におすすめです。
ただし、すぐに返信をもらえない可能性があることや、文章を書き慣れていないと長くて読みづらいメールになってしまい受任できないと思われてしまう可能性もあります。
「事前に話したいことをまとめておく」で解説している内容を参考に文章を作成しましょう。
弁護士へのメール相談は面談前準備のようなもので、そのメールで問題を解決することを目的としていません。
不倫問題で慰謝料請求・離婚請求・離婚回避するためには証拠が必要になるので、証拠の確保を最優先してください。
弁護士によっては、証拠確保のために提携先の探偵を紹介してくれるなど、さまざまなサポートが期待できます。
不倫問題で離婚請求・慰謝料請求、夫婦の再構築などを目指すのであれば、まずは弁護士に相談してください。
ベンナビ不倫慰謝料では、以下のような弁護士を探すことができます。ぜひあなたの希望や悩みにあった弁護士を見つけてみてください。
弁護士はあなたの悩みに真摯に向き合います。お気軽にご相談ください。