ダブル不倫の慰謝料の相場は?請求までの流れやポイントも解説

ダブル不倫の慰謝料の相場は?請求までの流れやポイントも解説

配偶者と不倫相手がダブル不倫をしていた場合、慰謝料の相場や適切な対応方法がわからず、困っているという方も多いのではないでしょうか。

ダブル不倫のように相手にも家族がいる場合は、不倫相手に慰謝料を請求できる一方で、配偶者も同様に慰謝料請求され得る立場にあります。

そこでこの記事では、ダブル不倫における慰謝料相場や請求方法、請求前に知っておくべきポイントについて徹底解説します。

慰謝料を請求する際のトラブルを回避するためにも、ぜひ参考にしてください。

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この記事を監修した弁護士
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当社在籍弁護士(株式会社アシロ)
弁護士登録後、地方で一般民事・家事、刑事事件を中心に様々な案件を手掛ける。次第に司法アクセスの改善に課題を感じ、2020年に当社に入社。現在インハウスローヤーとして多方面から事業サポートを行う。

ダブル不倫とは?その意味を徹底解説

まず、ダブル不倫とはどのようなものかについて解説します。

ダブル不倫とは?

ダブル不倫とは、お互いに夫婦関係があると知っていながら不倫関係になることです。

例えば、あなたの配偶者とその不倫相手の両者とも既婚者であり、夫婦として生活している状態での不倫です。

なお、ダブル不倫は法律用語ではなく、正式な定義があるわけではありません。

ダブル不倫を法律の観点から解説

夫婦は双方に貞操義務(不倫をしない義務)を守る必要があります。

民法上、不貞行為(配偶者以外の相手と性交渉関係を持つ行為)は離婚原因として定められています。

(民法770条)
夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
一 配偶者に不貞な行為があったとき。
二~五 省略
2 省略

引用元:民法 | e-Gov法令検索

また、不倫は民法上の不法行為と考えられ、不倫による慰謝料請求は以下の民法709・710条が根拠となります。

(民法709条)
故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

(民法710条)
他人の身体、自由若しくは名誉を侵害した場合又は他人の財産権を侵害した場合のいずれであるかを問わず、前条の規定により損害賠償の責任を負う者は、財産以外の損害に対しても、その賠償をしなければならない。

引用元:民法 | e-Gov法令検索

ダブル不倫は、不倫当事者の双方が、貞操義務に違反して不貞を行っている状態といえます。

ダブル不倫で請求できる慰謝料の相場は?時効と合わせて解説

配偶者のダブル不倫が発覚して、不倫相手に慰謝料を請求する場合に気になるのは慰謝料相場です。

そこでこの章では、以下の内容を解説します。

慰謝料について正しく理解するために、それぞれ確認していきましょう。

ダブル不倫で請求できる慰謝料の相場

ダブル不倫の慰謝料の相場には明確な基準はありませが、およそ100〜300万円程度になります。

慰謝料の金額を決めるポイントは、以下の通りです。

これらを総合的に考慮して、慰謝料の金額を算出します。

【関連記事】ダブル不倫で相手から高額な慰謝料を獲得するポイントと請求手順まとめ

時効あり?慰謝料を請求できる期間

慰謝料を請求できる期間(時効)は決まっています

時効を過ぎると慰謝料が請求できず後悔することになるため、請求をするのであれば早めに請求しておきましょう。

不倫相手に慰謝料を請求する場合、時効期間は以下のとおりです。

例えば、不倫相手を不倫の事実があった日から8年後に特定したなら、その日から3年間(不倫の事実から11年後)までが慰謝料の請求可能期間になります。

【関連記事】不倫の慰謝料を請求するなら時効に注意!時効の中断方法と注意点も解説

併せて知っておきたい「求償権」

不倫における求償権とは、不倫当事者の一方が自分の責任部分を超えて慰謝料を支払った場合、もう一方にその超過分を請求できる権利をいいます。

例えば、あなた(A)と配偶者(X)、不倫相手(Y)、不倫相手の配偶者(B)のケースを仮定します。

Aが不倫相手Yに200万円の慰謝料を請求し、不倫相手Yから200万円が支払われたとします。

しかし、不倫の責任は、あなたの配偶者Xと不倫相手Yの双方にあり、本来の責任の割合は配偶者Xが100万円、不倫相手Yが100万円であったとします。

この場合、200万円を支払った不倫相手Yは、あなたの配偶者Xに100万円を請求できます。

この権利を求償権と言います。

ダブル不倫の場合、XとYは、Aに対してだけでなく、Bに対しても不倫の責任を負うことになります。

したがって、AとX、YとBが婚姻関係を維持する場合は、仮に不倫相手に慰謝料請求をしたとしても家計全体で見れば金銭的には意味をなさないケースもあり得ます。

ダブル不倫の慰謝料を請求する3つの方法

ダブル不倫の慰謝料を請求する方法について、以下3つの方法をお伝えします。

  1. 当事者を含めて話し合う
  2. 内容証明郵便を送付
  3. 調停または裁判

これら請求方法からあなたの状態に合わせた最適な方法を選択できるようになりましょう。

ケース1:当事者を含めて話し合う

気まずかったり気分を害していたりすると、話し合いの場をもつのに抵抗があるのは当たり前です。

しかし、最初は当事者を含め話し合いをすることを検討しましょう。

特に慰謝料を請求する意向の有無や請求する場合の金額は伝え、こちらの姿勢を明確にしておくと良いでしょう。

話し合いにより解決ができない、もしくは感情的になり話し合い自体ができないなら、弁護士に相談しましょう。

あなたの代理人として、冷静な判断で解決へと導いてくれます。

ケース2:内容証明郵便を送付

口頭での話し合いでは埒が明かない場合には、内容証明郵便を送付することも有効な手段のひとつです。

内容証明郵便とは、「いつ、いかなる内容の文書を誰から誰あてに差し出されたかということを、差出人が作成した謄本によって当社が証明する制度」です。

引用元:日本郵政公社/内容証明

内容証明郵便を送っても、その内容に法的拘束力はありません。

しかし請求した証拠として残したり、送付先へ請求の意向を明確に示せたりするメリットがあります。

また一度自分の意向を整理し、文章にして伝えるため、伝えたい意向の抜け漏れの予防もできます。

一方デメリットは、書面による連絡であるためやりとりに時間がかかったり、相手が今後の対策について考える余地を与えてしまったりすることです。

メリット・デメリットを理解した上で、どの手段をとるか検討する必要があります。

【関連記事】不倫相手に内容証明を送る流れや守るべきルールについて解説

ケース3:調停または裁判

話し合いにて交渉を進めても一向に解決しない時は、調停や裁判を申し立てましょう。

調停や裁判をする場合には、不貞等の証拠を準備しておく必要があります。

また、こちらの言い分をを説得的に伝えるべく、主張を構成する必要もあるでしょう。

書面を作成するなど手間もかかりますし、法律の専門家である弁護士に相談・依頼することをおすすめします。

ダブル不倫で慰謝料を請求する前に知っておくべき3つのポイント

ダブル不倫で慰謝料を請求する前に知っておくべきポイントは、以下の3つです。

1.慰謝料請求をしても実質的に意味をなさない場合がある

既に記載した通り、ダブル不倫の場合、不倫当事者に対しては、あなただけではなく、不倫相手の配偶者も慰謝料請求をし得る立場にあります。

つまり、この場合、あなたは不倫されたという立場だけでなく、不倫した者の配偶者という立場でもあるわけです。

不倫についての責任割合があなたの配偶者と不倫相手で同等であって、あなたが配偶者と婚姻を続け家計を一にしている状態なのであれば、不倫相手に慰謝料請求を行ったとしても、家計全体で見れば金銭的には意味をなさないというケースもあり得るのです。

逆に、不倫の責任割合について、不倫相手よりあなたの配偶者の方が責任がある場合(不倫の主導権が配偶者にあった場合など)には、あなたの配偶者の方が不倫相手の配偶者に対して多くの慰謝料を支払わなければならないケースもあります。

あなたのケースではどのようになりそうか、まずは弁護士に相談してみると良いでしょう。

2. 慰謝料額に影響し得る要素を把握しておく

慰謝料を請求する前に、慰謝料額に影響し得る要素を知っておけば、どの程度請求すべきかを判断する材料にもなります。

慰謝料額に影響し得る要素は既に記載した通りですが、例えば以下のようなものです。

婚姻期間が長く、子どもがいる家庭の方が、家庭への影響が大きく損害が大きいと評価されやすくなります。

他方、夫婦関係がもともと悪化している状態であれば損害は小さいと評価されやすくなります。

3. 証拠を集めておく

慰謝料を請求するには、不貞の証拠が必要です

証拠として有効なものは、以下の通りです。

不貞の証拠がないと、そもそも慰謝料請求をすることが困難になります。

一つひとつの証拠の確証が不十分であるなら、複数の証拠を組み合わせて不貞を証明する方法も検討しましょう。

例えば、不貞を推測できる連絡記録と当日利用したホテルのレシートなどを組み合わせて不貞を証明できないかを検討するなどです。

ダブル不倫を円滑に解決したい方向け!弁護士に依頼する3つのメリット

弁護士にダブル不倫の解決を依頼するメリットは、主に以下の3つです。

  1. 交渉や手続きを任せられる
  2. 相手側よりも有利に進められる
  3. 離婚も視野に入れた相談ができる

1. 交渉や手続きを任せられる

弁護士に、交渉や、調停等になった場合の手続きを任せられるのは大きなメリットです。

あなたが直接交渉しなければならないとなると、不倫をされたという事実でただでさえ精神的苦痛が生じているのに、さらに傷ついたり、神経をすり減らしたりすることにもなるでしょう。

また、調停等の手続きのために書面を自分で作成したりするのも負担が大きいものです。

これらを全て弁護士に任せられるのは、精神的な負担を軽減でき、大きなメリットといえます。

2. 説得的な主張をしてくれる

法律的な知識がないと、自分の言い分も感情的になり、十分な主張をすることは難しいものです。

弁護士は法律の専門家ですので、あなたの主張を法律的な観点から整理し、説得的な主張を組み立ててくれます

それにより、交渉でも相手は主張を受け入れやすくなりますし、調停や裁判でもあなたの主張が通りやすくなることが期待できます。

3. 離婚も視野に入れた相談ができる

弁護士に依頼すれば、慰謝料の問題だけでなく、離婚を視野に入れた相談もできます。

離婚に関する問題も全て相談できるので、気持ち的にもかなり楽になるでしょう。

また、実際に離婚をする場合には、離婚交渉もそのまま依頼でき、円滑に交渉を進められるでしょう。

まとめ: ダブル不倫で慰謝料請求を検討している方は弁護士への依頼が最適

以上、ダブル不倫の慰謝料の相場や請求までの流れやポイントについて解説しました。要点を以下にまとめます。

弁護士に相談すれば、法的観点から物事を整理し、今後の方針について適切なアドバイスをもらえるでしょう。

あなたが受けた精神的苦痛に寄り添い、頼りになる弁護士にご相談ください。

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この記事の調査・編集者
みーさん
2017年にライターとしてアシロに入社し、主に交通事故とIT分野の執筆に携わる。2019年によりIT媒体の専任ディレクターになり、コンテンツの執筆・管理などを行っている。