ネットの削除依頼にかかる値段は?依頼内容ごとの弁護士費用を解説

ネットの削除依頼にかかる値段は?依頼内容ごとの弁護士費用を解説

ネットに自分や自社の評判が下がるような書き込みをされて、一刻も早く削除してもらうために弁護士に依頼しようと考えている方もいるでしょう。

しかし、これまで弁護士に依頼したことがない方などは、弁護士費用がどのくらいかかるのか目安を知ってから依頼したいでしょう。

弁護士にネットの書き込み削除を依頼する場合、弁護士費用は「どのような方法で削除するか」によって異なります。

サイトに直接削除請求してもらう場合は10万円~20万円程度裁判所に申し立てをしてもらう場合は35万円~40万円程度かかります。

本記事では、ネットの書き込み削除を依頼する場合の弁護士費用や、弁護士に依頼する際に知っておきたいポイントや注意点などについて解説します。

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この記事を監修した弁護士
春田 藤麿弁護士(弁護士法人春田法律事務所)
「お客様の期待を上回る結果を目指す」「生涯にわたり、お客様のパートナーとなる」ことを理念とし、2016年に設立。現在は全国にオフィスを構え、個人・法人を問わず、ニーズに合わせたサポートを提供。

ネット削除依頼の弁護士費用は手続きによって異なる

弁護士にネットの書き込みを削除してもらう場合、弁護士費用は「どのような手続きを取るか」によって異なります

削除方法としては、「サイトに対して直接削除請求する方法」と「裁判所に申し立てをおこなう方法」があり、それぞれの弁護士費用の相場は以下のとおりです。

サイトに直接削除請求する場合裁判所に申し立てをする場合
弁護士費用の目安10万円~20万円程度35万円~40万円程度

弁護士費用のうち主なものとしては着手金や報酬金などがあり、着手金は「事件を依頼するときに支払う費用」です。

着手金は、基本的に弁護士に依頼するときには必ず支払わなければならず、たとえ思うような結果にならなくても返金されることはありません。

報酬金は「事件終結後に支払う費用」であり、依頼者が得た経済的利益を基に算出されます。

以下では、それぞれの場合の着手金と報酬金の目安を解説します。

サイトに対して直接削除請求してもらう場合の費用相場

サイト運営者に対して直接削除請求してもらう場合、弁護士費用の相場は以下のとおりです。

着手金5万円~10万円程度
報酬金5万円~10万円程度

なお、上記金額は削除の対象が1件の場合です。

SNSや掲示板であれば1投稿あたり、ニュース記事やブログ記事であれば1記事あたりの費用です。

したがって、削除対象が多い場合はそれだけ弁護士費用も増額します。

もっとも、法律事務所によっては「〇投稿以内であれば〇万円」というように、一定の投稿数以内であれば1件分の費用で対応している場合もあり、詳しくは直接弁護士に確認してください。

裁判所を通じて削除請求してもらう場合の費用相場

裁判所に仮処分申し立てをして書き込みの削除請求をしてもらう場合、弁護士費用の相場は以下のとおりです。

着手金20万円程度
報酬金15万円~20万円程度

裁判所に申し立てをおこなう場合も、基本的に対象となるサイトの数やサイトによって金額が異なります

具体的な金額は弁護士事務所によって異なるため、正確な金額を知りたい場合は弁護士に直接相談して見積もりを出してもらいましょう

ネット削除依頼の弁護士費用について知っておくべきポイント

依頼者からすると「金額によっては依頼を諦めなければならないかもしれない」「予想以上の金額を請求されたらどうしよう」など、不安は尽きないでしょう。

ここでは、弁護士費用について知っておくべきポイントを解説します。

複数の書き込み削除・スレッドごと削除の場合は費用が高くなる

サイト運営者に直接書き込み削除を請求してもらう場合、弁護士費用の相場は10万円~20万円程度です。

しかし、削除対象の書き込みやサイトが複数ある場合、金額は大きくなります。

具体的な金額は法律事務所によって異なるので、詳しくは直接弁護士に確認しましょう。

なお、「5ちゃんねる」「爆サイ」などのサイトでスレッドごと削除してほしい場合も費用は高くなり、30万円~50万円程度かかるでしょう。

弁護士費用はサイトによっても異なる

弁護士に依頼しても、場合によってはサイト運営者がなかなか削除してくれないこともあります。

交渉が難航して通常以上に手間がかかることが想定される場合、弁護士費用もそれに応じて高額になる傾向があります。

また、X(旧:Twitter)やGoogleのように運営会社が海外にある場合は、翻訳などの手間もかかるため費用がかさむ可能性があります。

着手金0円・分割払い可能などの事務所もある

法律事務所によっては、着手金を0円に設定していたり分割払いに対応していたりするところもあります。

すぐに弁護士費用を支払える余裕がない場合は、支払い対応が柔軟な事務所を探してみましょう。

当社が運営する「ベンナビIT」では、ネットトラブルの解決実績が豊富な弁護士を掲載しています。

着手金0円の事務所や、分割払いができる事務所なども掲載しているので、まずは一度利用してみましょう。

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弁護士にネット削除依頼をするメリット

ネットの書き込みの削除対応は自分でもできますが、なるべく弁護士に依頼することをおすすめします。

弁護士に依頼すれば、以下のようなメリットが期待できます。

煩雑な削除請求を一任できる

サイト運営者に書き込み削除を依頼しても、必ずしも応じてもらえるわけではありません。

もし削除してくれない場合は、裁判所に仮処分手続きを申し立てる必要があります。

しかし、裁判所の手続きでは必要書類が多く煩雑で、不慣れな方にとっては大きな負担になるでしょう。

弁護士に依頼すれば、裁判所での手続きにも対応してもらえます

裁判官との面談や、裁判期日にも代わりに出席して的確に主張してくれて、書き込みを削除できる可能性が高まります。

自力で対応するよりも迅速な削除が望める

サイト運営者に書き込みを削除してもらうためには、削除依頼をする側が正当性を的確に主張しなければなりません。

しっかり説得できなければ、なかなか削除依頼に応じてもらえず、問題の書き込みが多くの人の目に触れてしまうでしょう。

弁護士に依頼すれば、書き込みを削除すべき理由を法律に照らして論理的に主張してくれるため、自力で対応するよりも早急に削除してもらえる可能性があります。

投稿者特定・慰謝料請求などにも移行できる

書き込みの削除だけでなく、投稿者の特定や投稿者への慰謝料請求などを望む場合は、基本的に裁判手続きに移行する必要があります。

その際、法律知識やITに関する知識をもとに論理的に主張する必要があるため、弁護士に依頼せずに自分で対応するのは困難でしょう。

弁護士であればこれらの手続きも一任でき、IT分野を得意とする弁護士なら適切に対応してくれて、納得のいく形での問題解決が望めます。

弁護士にネット削除依頼をする際の注意点

ネットの書き込み削除を弁護士に依頼しても、削除までに時間がかかることもありますし、場合によっては削除できないこともあります。

ここでは、弁護士にネット削除依頼をする際の注意点を解説します。

弁護士に依頼しても削除できないケースもある

該当の書き込みが「サイトの利用規約には違反していない」「権利侵害にはあたらない」などと判断されるようなケースでは、弁護士に依頼しても削除できないおそれがあります。

たとえば、書き込みの内容が誰に対して言っているのかわからないような場合や、現実の本人とは推測できないようなハンドルネームの人物に対する嫌がらせなどの場合は、利用規約違反や権利侵害などにはならない可能性があります。

削除にかかる期間はサイトや手続きによって異なる

弁護士が書き込み削除に向けて動いても、実際に削除されるまでには一定の期間を要します。

直接サイトに削除請求をする場合は3日~2週間程度、裁判手続きをおこなう場合は1ヵ月~2ヵ月程度かかるでしょう。

ただし、これらはあくまでも目安であり、サイトによってはさらに時間がかかることもあります。

スクリーンショットやプリントアウトなどで証拠を保存しておく

裁判手続きをおこなう場合は、権利侵害を受けていることを示す証拠が必要です。

たとえば、該当の投稿のスクリーンショットや、プリントアウトしたものなどが役立つでしょう。

全く証拠がないと、いくら腕の立つ弁護士でも削除請求が難航するおそれがあります。

裁判手続きなども視野に入れている場合は、弁護士によるアドバイスのもと、早めに証拠の準備を始めましょう。

最後に|「ベンナビIT」では初回相談無料の弁護士を多数掲載

ネットの書き込みを削除してもらいたい場合は、弁護士に依頼することをおすすめします。

弁護士に依頼すれば、法律知識やIT知識を用いて的確に対応を進めてくれて、迅速かつ確実な削除が望めます。

なお、できるだけ迅速かつ納得のいく形で問題解決するためにも、依頼する際は「ネットトラブルの解決実績が豊富な弁護士」を選びましょう。

「ベンナビIT」では、IT問題の解決が得意な弁護士を掲載しており、初回相談料無料の事務所なども多くあるので、気軽に利用してみましょう。

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この記事の調査・編集者
アシロ編集部
本記事は法律相談ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。※法律相談ナビに掲載される記事は、必ずしも弁護士が執筆したものではありません。本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。
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