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逆SEO対策で検索順位を下げるには|誹謗中傷被害で利用する際の注意事項
2024.08.28
今や国民的なメッセージアプリとなったLINE。
チャット形式のメッセージ機能やWi-Fi環境があれば無料で会話ができる音声通話機能によって、LINEは電話やメールに取って代わるアプリになりつつあります。
近年、そのLINEを悪用した『なりすまし』の被害が多発しています。
LINEのなりすましは多くの場合、詐欺の手段として行われています。
事実、なりすましアカウントを信頼して詐欺の被害に遭ってしまった事案が多く報告され、LINEの運営や警察庁サイバー犯罪対策もインターネット上で注意を呼びかけています。
無料通話アプリLINEの「友だち」になりすまして,電子マネー等の購入を依頼し,その電子マネー等の登録番号を送信させてだまし取る手口の被害が県内においても多発しており,なかには,20万円分の電子マネー等をだまし取られるケースもあり注意が必要です。
この記事では、LINEのなりすましにはどのような手口があるのか、なりすましを見抜くにはどうすればよいのか、そしてなりすましアカウントから連絡が来たときにはどう対応すべきか説明します。
LINE上でなりすましアカウントから連絡が来て対処に困っていませんか?
結論からいうと、なりすましアカウントからの連絡は基本的には無視することが重要です。
もし、なりすましアカウントに何らかの情報を抜き取られてしまったと気づいた場合、弁護士に相談・依頼するのをおすすめします。
弁護士に相談すると以下のようなメリットを得ることができます。
ベンナビITでは、LINE上のなりすまし問題を得意とする弁護士を多数掲載しています。
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まずは、LINEアカウントのなりすまし手口についてご紹介します。
LINEのなりすましの手口の1つは、なりすましたアカウントからメッセージを送り、携帯電話の電話番号と、SMSで送られてくる4桁の認証番号を聞き出そうとする手口です。
この手口の目的は、電話番号と認証番号を使って新しいアカウントを作り、LINEアカウントを乗っ取ってしまうことです。
アカウントが乗っ取られるとLINEが使用できなくなり、さらに今度は友人のアカウントの乗っ取りに利用されてしまう可能性があります。
具体的には、まず『携帯番号教えて。あとLINEの確認メッセージを認証してもらえる?』といったメッセージが届きます。
それを信用して電話番号を教えると、『4桁の認証番号が届いたら送ってね。』と認証番号を聞き出そうとします。
言われるままに認証番号を教えるとLINEアカウントを乗っ取られてしまいます。
友人から電話番号を聞かれること自体は珍しいことではありませんので、なりすましのメッセージと見抜けず、電話番号を教えてしまうのは仕方ないかもしれません。
しかし、認証番号は親しい友人や家族であっても絶対に教えてはいけません。
この手口についてはLINEの運営も公式ブログ上で注意を呼びかけています。
LINEだけでなく、メール、Facebookメッセンジャー、Instagramなどを通じて認証番号を聞き出そうとしてくることがあるので注意が必要です。
実際にLINEアカウントのなりすましができたら、なりすましアカウントを利用して詐欺をおこなうのもよくある手口です。
最も多いのは、コンビニでAmazonギフト券やiTunesカードを買ってくるよう要求し、そこに記載されている利用コードを聞き出すというもの。
Amazonギフト券やiTunesカードは、裏面に記載されているコードを入力するとAmazonやiTunesで買い物をすることができるプリペイドカードの一種です。
要求どおりに利用コードを教えると不正利用につながりますので、絶対に要求には応じないようにしましょう。
その他に、なりすましたLINEアカウントでメッセージを送って悪質な有料サイトに誘導し、利用料を騙し取る手口もあります。
では、LINEのなりすましを見抜くためにはどうすればよいのでしょうか。
LINEのなりすましには、芸能人や有名人を名乗るケース、友人を名乗るケース、LINEの公式アカウントになりすますケース、そして実際に友人のアカウントを乗っ取っているケースがあります。
なりすましの対象が芸能人や有名人の場合には、間違いなくなりすましと考えてよいでしょう。
残念ながら、芸能人がLINEで赤の他人に突然メッセージを送ってくるようなことはありえないのです。
よくある友人の名前になりすますケースは少々厄介です。
たとえば『あみです。LINEのアカウント新しくしました。』などと適当な名前を名乗って友人からのメッセージだと見せかける手口です。
“あみ”のようなよくある名前を名乗られると、もしかしたらあの人ではないか、と勘違いしてしまうことがあるかもしれません。
そのような手口に対しては、フルネームを確認したり、いつどこで知り合った友人なのか尋ねることでなりすましを見抜ける場合が多いでしょう。
この場合には、その友人にLINE以外の方法で直接連絡をとり、メッセージを送ってきたか確認するのが一番よいでしょう。
LINEアカウントを乗っ取られた人も乗っ取りに気づいていない場合があるので、被害の拡大を防ぐ意味でも本人に直接確認することが有効です。
LINEの公式アカウントになりすましている場合というのは、LINEからの公式のお知らせに見せかけたメッセージを送る手口で、LINEの運営も公式ブログ上で注意を呼びかけています。
例えば『最近LINEアカウント乗っ取りが頻繁に発生しております。
LINEからの安全認証メールを受け取っていなかったら、ただちに安全認証をお願いします。』といったメッセージが送られてきます。
メッセージにはリンクが貼られており、リンク先にアクセスするとLINEのログイン画面そっくりの画面でログインを求められます。
そこでLINEのIDやパスワード、電話番号を入力すると、情報を盗み取られ、アカウントを乗っ取られてしまうという手口です。
LINE公式のメッセージだと勘違いしてついリンクを開いてしまいそうになりますが、LINE社はこのようなログインを必要とする注意喚起を連絡することはないと公表しています。
絶対にログイン情報を入力しないようにしましょう。
最も判断が難しいのは、実際の友人のアカウントを乗っ取ってメッセージを送ってくる手口です。
実際に友人とのやりとりで利用してきたアカウントからメッセージが届くので、なりすましだと気づかず相手の要求に応じてしまう可能性が高いからです。
この場合は、『よくある名前の友人になりすましている場合』で紹介した対処法同様にその友人にLINE以外の方法で直接連絡をとり、メッセージを送ってきたか確認しましょう。
本人に直接確認することが重要です。
電話番号と認証番号を尋ねられたり、プリペイドカードを購入するように頼まれたりした場合も、ほぼ間違いなくなりすましだと判断できます。
典型的ななりすましの手口を知っておけばすぐに騙されることなく見抜くことができますので、LINEの公式ブログや公式X(旧Twitter)で公表されるなりすましの事案を確認しておきましょう。
また、LINEのなりすましはメッセージの日本語が不自然な場合も多いです。
明らかにぎこちない文章はなりすましを疑いましょう。
実際になりすましアカウントからメッセージが来たらどのように対処すればよいのでしょうか。
まず、知らないアカウントからなりすましと疑われるメッセージが届いた場合は、メッセージは無視してできれば警察やLINEに通報をしましょう。
リンクが貼られていても絶対にアクセスしてはいけません。
すでに述べたように、実際の友人のアカウントが乗っ取られている場合には、放置しておくと乗っ取りや詐欺の被害が拡大してしまうおそれがあります。
LINE以外の手段で直接友人に連絡をとってアカウントが乗っ取られていることを教えてあげるのがよいでしょう。
LINEのなりすましは年々手口が巧妙化し、乗っ取りや詐欺の被害も増えています。
被害を防ぐためには、もしかしたらなりすましなのではないかと気づくことが第一歩です。
なりすましではないかと疑いを持ったら、相手の要求には絶対に応じないようにしましょう。
LINEのなりすましについて法的観点でアドバイスがもらいたい方は、弁護士にネット上で無料相談してみることをすすめします。