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逆SEO対策で検索順位を下げるには|誹謗中傷被害で利用する際の注意事項
2024.08.28
SNSなどでアカウントが乗っ取られた可能性がある場合、そもそも自分のアカウントが被害に遭っているのかを知る必要があります。
ちなみに、SNS上でのアカウント乗っ取りとは、主に以下のような状態になることをいいます。
これらの現象が起こった場合には、アカウントが乗っ取られている可能性が高いといえます。
その場合には、乗っ取られたSNSの種類に応じて対処していく必要があるでしょう。
また、アカウント乗っ取りで大きな被害を受けている場合、相手を特定して訴えることも可能です。
本記事では、アカウントが乗っ取られた場合の対策や予防する方法などについて詳しく解説します。
トラブルをいち早く解決するために、ぜひ最後までご覧ください。
この章では、改めてアカウント乗っ取りとはどのような状態なのか、詳しく解説していきます。
これまでログインできていたにもかかわらず、急にご自身のアカウントにログインができなくなった場合は、アカウント乗っ取りを疑う必要があります。
アカウント乗っ取りの被害のひとつに、不正な手段によって他人が自分のアカウントにアクセスし、アカウント所有者である本人がログインできなくなる、ということがあります。
このような状況では、不正ログインをした第三者がパスワードを無断で書き換えることが可能となります。
これにより、サービスの利用や個人情報の保護に対するリスクが高まります。
乗っ取られたアカウントでは、アカウント所有者が意図していない投稿やコンテンツが勝手に投稿されることがあります。
不正侵入した第三者はそれを利用して、誹謗中傷、詐欺的なリンク、または有害なコンテンツを投稿することで、アカウント所有者の評判や信用を損なうように仕向けることが可能です。
アカウント乗っ取りの被害に遭うと、自分のアカウントで意図しない操作がおこなわれる可能性があります。
犯人はアカウントに不正アクセスして、勝手に投稿やメッセージの送信、フォロー・フォロー解除などの操作をおこなうことができます。
これにより、あなたの名前で不適切な内容が投稿されたり、知らない人とのやりとりが勝手におこなわれたりする可能性があります。
そもそも、アカウント乗っ取りは何のためにおこなわれるのでしょうか?
この章では、アカウント乗っ取りの目的について詳しく解説します。
アカウント乗っ取りは、攻撃者が被害者の私的な情報やプライバシーを不正に監視するためにおこなわれることがあります。
アカウントを乗っ取ると、犯人は個人情報やメッセージの内容などを自由に閲覧できるようになります。
これは重大なプライバシー侵害であるだけでなく、このような情報が犯罪者によって悪用されることがあります。
乗っ取られたアカウントから得られた情報を使用して、脅迫や嫌がらせなど、個人のプライバシーを侵害する行為もできるようになってしまうのです。
アカウント乗っ取りは、情報を漏えいさせるためにもおこなわれることがあります。
攻撃者は被害者のアカウントに蓄積されている情報を盗み出し、それを第三者に漏えいさせることが可能となるのです。
これにより、個人情報の漏えいやセキュリティ上の問題が発生し、被害者に深刻な損害をもたらす可能性があります。
たとえば、個人情報に紐づけられたクレジットカード情報を抜き出したり、フィッシング詐欺のターゲットにされたりするリスクが高まります。
アカウント乗っ取りの目的のひとつが、なりすましによって本人に損害を与えるというものです。
アカウント乗っ取りをおこなう攻撃者は、被害者のアカウントを不正に利用して、被害者の友人やフォロワーなどになりすまし、悪意のある行動をとることがあります。
これにより、被害者の信頼性が損なわれたり、友人やフォロワーとの関係性が悪化したりするおそれがあります。
この章では、アカウント乗っ取りが疑われる際の対策について、よく利用されているSNSごとに解説します。
Twitterの場合は、以下の方法で対策してください。
【参考】アカウントが乗っ取られた場合の対処 | Twitterヘルプ
アカウント乗っ取りが疑われる場合、まずはパスワードの変更をおこないます。
そのうえで、Twitterアプリの「ユーザー情報」のタブからメールアドレスの安全性が確保されているかどうかを確認してください。
また、Twitterと連携しているアプリケーションも一旦連携を取り消しましょう。
Instagramの場合は、以下の方法で対策をしてください。
【参考】Instagramアカウントが不正アクセスされたと思われる場合|Instagramヘルプセンター
Instagramにログインできない場合にはまず、ご自身のメールアドレス宛にInstagramからメッセージが届いていないか確認します。
メールを受け取った場合には、メールに記載されている「アカウントの安全を確保」からパスワードなどを変更します。
メールが届いていない場合は、利用者からInstagramにログインリンクもしくはセキュリティコードをリクエストすることができます。
ログイン画面で「ログインのヘルプ」から操作し、ログインリンクを申請してください。
ログインができる場合は、ほかのSNSと同じようにパスワードの変更や外部アプリを削除しましょう。
Facebookの場合は、以下の方法で対策をしてください。
Facebookを運営するMeta社のヘルプセンターに、状況に応じて報告できるフォームが揃っています。
まずは上記のリンクをクリックして、状況に応じた対処法を探ってみましょう。
TikTokの場合は、以下の方法で対策をしてください。
【参考】アカウントが乗っ取られた | TikTok ヘルプセンター
TikTokが乗っ取られた場合は、以上の対処法を試してみてください。
具体的な操作方法は、リンク先の公式サイトで確認できます。
Googleの場合は、以下の方法で対策をしてください。
【参考】ハッキングまたは不正使用された Google アカウントを保護する|Googleアカウントヘルプ
Googleの場合も、まずはログインできるようであればログインして、アカウント保護やセキュリティ対策などをおこないます。
ログインできない場合には「アカウント復元ページ」にアクセスして質問に回答し、アカウント復元を試みてください。
「アカウント復元ページ」へのリンクは上記のアカウントヘルプからアクセスしてください。
LINEアカウントの場合は、以下の方法で対策してください。
- まだLINEが使える人は速やかにLINEのパスワードを変更してください。
- もうログインできない人はカスタマーサポートへ連絡してください。
- QRコードログインをしてしまった人はLINEにログイン中の端末を確認し、知らない端末があった場合は速やかにログアウトしてください。
LINEも基本的には、ほかのSNSと同様、以上のように対応してください。
アカウント乗っ取りの場合、乗っ取りを解消するだけでなく相手を特定して訴えることも可能です。
この章では、アカウント乗っ取りでどのような法的処置を取ることができるのかを解説していきます。
アカウント乗っ取りの場合、開示請求をおこなうことにより犯人を特定できる可能性があります。
開示請求とは、インターネット上での情報流通によって被害を受けた方が、投稿者の個人情報の開示を求める手続きです。
開示請求をおこなうためには、該当するSNS運営会社に対してIPアドレスの開示請求をします。
SNS運営会社から開示を受けられれば、IPアドレスから経由プロバイダを特定し、投稿者の契約者情報を特定することが可能となる場合があります。
開示請求が認められて犯人が特定できた場合、訴えを起こして損害賠償請求ができる場合があります。
たとえば、なりすましによって名誉権が侵害された場合や個人情報が投稿された場合、クレジットカードの不正利用などで経済的損失があった場合に、損害賠償請求が認められることがあります。
このような被害があった場合には、警察や弁護士に相談するようにしましょう。
アカウント乗っ取りの被害に遭った場合、犯人を罪に問うことができる可能性もあります。
アカウント乗っ取りは不正アクセス禁止法に違反する犯罪行為です。
違反した場合には、「3年以下の懲役または100万円以下の罰金」が科せられる可能性があります。
この章では、アカウント乗っ取りによって具体的にどのような罪に問われるのかについて、詳しく解説します。
(不正アクセス行為の禁止)
第三条 何人も、不正アクセス行為をしてはならない。
「不正アクセス罪」は、不正アクセス禁止法3条で定められており、なりすましなど不正アクセス行為をおこなった場合に成立する罪です。
本来はアクセス権を持たない人が、他人のIDやパスワードを悪用してSNSやサーバーなどに侵入する行為のことを指します。
(他人の識別符号を不正に取得する行為の禁止)
第四条 何人も、不正アクセス行為(第二条第四項第一号に該当するものに限る。第六条及び第十二条第二号において同じ。)の用に供する目的で、アクセス制御機能に係る他人の識別符号を取得してはならない。
不正取得罪は、他人のIDやパスワードを取得した場合に成立する罪です。
実際に不正アクセスをしていなくても、正当な理由なくIDやパスワードを取得することも禁止されています。
たとえば、システム管理者を装ってIDやパスワードを聞き出そうとする行為などがこれに当たります。
(不正アクセス行為を助長する行為の禁止)
第五条 何人も、業務その他正当な理由による場合を除いては、アクセス制御機能に係る他人の識別符号を、当該アクセス制御機能に係るアクセス管理者及び当該識別符号に係る利用権者以外の者に提供してはならない。
不正助長罪は、正当な理由もなく他人のIDやパスワードを第三者に提供した場合に成立する罪です。
たとえば、第三者のSNSのログインIDを知っている人が、許可なくほかの人に教える行為などがこれに当たります。
(他人の識別符号を不正に保管する行為の禁止)
第六条 何人も、不正アクセス行為の用に供する目的で、不正に取得されたアクセス制御機能に係る他人の識別符号を保管してはならない。
不正保管罪は、不正に取得されたIDやパスワードを不正に利用する目的で保管していた場合に科せられる罪のことです。
(識別符号の入力を不正に要求する行為の禁止)
第七条 何人も、アクセス制御機能を特定電子計算機に付加したアクセス管理者になりすまし、その他当該アクセス管理者であると誤認させて、次に掲げる行為をしてはならない。(後略)
不正入力要求罪とは、正規のアクセス管理者を装って、利用権者に対しID・パスワードを入力することを求める情報を公開したり、ID・パスワードを入力することを求める情報を電子メールで送信したりした場合に成立する罪です。
いわゆる「フィッシング詐欺」などが、これに当たります。
ここでは、アカウント乗っ取りを防ぐための方法について、詳しく解説していきます。
アカウント乗っ取りを防ぐために、2段階認証を有効にしましょう。
通常、ログイン時にIDとパスワードを入力しますが、2段階認証では本人確認を2回に分けておこないます。
たとえば、SMS(ショートメッセージサービス)を活用したコード認証や、指紋を利用した方法などがあります。
2段階認証を使用することで、使用しているアカウントにほかのユーザーがログインしにくくなり、セキュリティを強化できます。
アカウント乗っ取りを防ぐためには、使用しているOSやソフトウェアを最新の状態にしておくことも重要です。
古いバージョンのOSやソフトウェアを使用していると、これらの脆弱性が悪用される可能性があります。
OSやソフトウェアは定期的にアップデートされますが、これらのアップデートには、セキュリティ上の脆弱性を修正する内容が含まれることがあります。
パスワードを強固にしておくことは、アカウント乗っ取りを防ぐための重要な方法のひとつです。
推測されにくく、破られにくいパスワードを設定しておきましょう。
強固なパスワードを作成するためには、以下のようなポイントがあります。
これらのポイントに注意して、強固なパスワードを設定することで、アカウント乗っ取りを防ぐことができます。
また、定期的にパスワードを変更することもおすすめです。
これらの対策を講じることで、アカウント乗っ取りのリスクを減らすことができます。
アカウント乗っ取りを防ぐために、セキュリティ対策ソフトを使うこともおすすめです。
セキュリティ対策ソフトを使うことで、脅威をリアルタイムで検知し、防御することができます。
また、定期的なスキャンをおこない、コンピューター内に存在する脅威を検知し、削除することができます。
セキュリティ対策ソフトにはさまざまなものがありますが、ご自身の使用環境やニーズに合ったものを選ぶようにしましょう。
本記事では、アカウント乗っ取りの対処法について詳しく解説してきました。
アカウントが乗っ取られたと思ったら、SNSの種類に応じて適切に対処しましょう。
また、被害の大きさによっては相手を特定して訴えるという方法も検討することをおすすめします。
アカウント乗っ取りのトラブルは、時間が経つほどに被害が大きくなる可能性もあるため、できる限り早期の解決を目指すようにしましょう。
【参考】
・TikTokの乗っ取りを確認する方法とは?乗っ取られた場合の対処法,対策も | 株式会社Epace
・LINEでアカウントの乗っ取りを防止するための設定/対策6選|IT HOOK