麻酔科医に向いている人とは?平均年収や転職市場について解説

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大石龍之介
監修者
医師
大石龍之介
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医師として働きながら、株式会社ブルーストレージを創業。静岡専門の医師人材紹介サービス「静岡医師バイトラボ」を運営。また静岡市初の産業医事務所である「コンフィスト産業医事務所」を設立。産業医としても複数の顧問先を抱えている。
CAREER UP STAGEは、転職サイトやエージェントを『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説します。
麻酔科医に向いている人とは?平均年収や転職市場について解説
有料職業紹介許可番号:13-ユ-313782)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社アシロが作成しています。

本記事では麻酔科医に興味がある方に向けて、麻酔科医に向いている人の特徴や転職市場について解説します。

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麻酔科医とはどんな仕事?

麻酔科医とは、手術を受ける患者の麻酔管理や全身状態の管理をおこなう医師です。

総合病院や大学病院などの医療現場で、多くの方が麻酔科医として活躍しています。

そこで、麻酔科医の具体的な仕事内容や収入について解説していきます。

麻酔科医の仕事内容

麻酔科医の仕事は、手術前、手術中、手術後の3つの段階に分けられます。

手術前では、患者ごとに適切な麻酔方法を選定し、持病や薬物アレルギーなどの情報を詳細に確認します。患者とのコミュニケーションも重要であり、麻酔のプランを患者に説明するのも麻酔科医の仕事です。

手術中は、全身麻酔をおこない、患者の安全を確保します。疼痛管理、呼吸管理、循環管理など、患者の全身状態を監視し、必要に応じて処置をおこないます。

手術後に、呼吸や循環の安定、意識の回復の確認をおこなうのも大切な業務のひとつです。

麻酔科医は評価されにくい?

麻酔科医の仕事内容からして、麻酔科医は一般の人々からは評価されにくい職種のひとつです。しかし、麻酔科医の存在は重要であり、手術の成功に直結します。

手術の成功と患者の安全に直結するため、麻酔科医は医療現場に欠かせない存在です。

しかし、内科医や外科医と比べると世間的な知名度は低いでしょう。

麻酔科医はほかの診療科と比較して働きやすい

麻酔科医がほかの診療科と比較して働きやすい理由はいくつかあります。

労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査」によると、46.4%の麻酔科医が日直はないと回答しており、「12回ある」と回答した医師も36%とほかの診療科と比べて少ない傾向にあります。

また、宿直の回数も43%の麻酔科医が「月に1度もない」と回答しており、「月34回ある」の割合が30%を超える小児科医と比べると、働きやすい環境が整っているようです。

さらに、勤務先の仕事に対して「満足である」とする割合は麻酔科が69.3%でもっとも高く、働きやすい職種であることがわかります。

【参考記事】図表6-7:主たる勤務先の日直・宿直の月当たりの回数12-3.勤務先の仕事の質、内容|勤務医の就労実態と意識に関する調査(2012年)|労働政策研究・研修機構

麻酔科医の平均年収は1,335万円

労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査」によると、麻酔科医の平均年収は1,335万円です。

45.8%の麻酔科医が現年収に満足していると回答しており、小児科、産科・婦人科、精神科についで高い水準となっています。

また、年代別の年収は以下のとおりです。

麻酔科医年収│労働政策研究・研修機構
引用元:麻酔科の年収事情|リクルートドクターズキャリア

30代では90%が1,000万円未満であるのに対して、40代は74%、50代は86%が1,400万円以上となっているため、キャリアを積むにつれて年収を上げることができるでしょう。

【参考記事】図表5-17:経営形態別にみた主たる勤務先の年収12-9.給与・賃金の額に対する満足度|勤務医の就労実態と意識に関する調査(2012年)|労働政策研究・研修機構

麻酔科医に向いている人の特徴

麻酔科医は、患者の生命を預かる重要な仕事です。冷静に状況を把握して正しい判断をすることが求められます。

そこで、麻酔科に向いている人や求められる能力について解説します。

冷静に判断できる

麻酔科医は手術中に患者の生命を預かる重要な仕事です。そのため、患者が急変したとしても落ち着いて対応することが求められます。

手術中に予期せぬ状況が発生することもあるため、パニックに陥らずに適切な対応をする能力が求められます。

麻酔科医の判断が生死を左右することもあるので、冷静に行動できるのは麻酔科医にとって不可欠です。

判断が素早い

麻酔科医は手術前後にさまざまな状況を判断しなければなりません。手術前には適切な麻酔方法を選択し、手術中には患者の状態を素早く把握して必要な措置を取る必要があります。

そのため、判断力が素早く正確であることが求められます。限られた時間の中で迅速な判断を下せることは、患者の安全を確保するために欠かせないスキルです。

臨機応変な対応ができる

麻酔科医としての仕事は、予測不可能な状況に直面することが少なくありません。手術中に予期せぬ合併症が発生する可能性や、患者の体調が急変する瞬間があります。

そのような状況に対応するためには、臨機応変な判断と対応力が必要です。患者の生命に関わる手術の場面で、即座に適切な判断を下すことが求められます。

ストレス下で能力を発揮できる

麻酔科医にはストレス耐性が求められます。手術中には患者の命を預かっており、予測不能な状況に直面することがあります。

ミスができない状況で冷静に行動するためには、精神的な強さが必要です。

冷静に状況判断をして業務をおこなうには経験が必要ですが、ストレスに耐えられない方だと麻酔科医として働き続けるのは難しいかもしれません。

麻酔科医に向いていない人の特徴

この章では、麻酔科医に向いていない人の特徴を解説します。

麻酔科医に向いていない人の特徴

患者に感謝されたい

患者が手術を受ける際、麻酔科医の存在は感じにくく、手術が成功しても患者からの感謝の声はあまり聞かれません。

もし患者から感謝されたいと思っている方は、麻酔科医には向いていないかもしれません。

麻酔科医は、患者の安全を確保することが最優先です。

目立つ仕事をしたい

麻酔科医の仕事は、外科医や看護師と比較して、あまり目立つことがありません。

手術中には患者の安全を守るために仕事をおこない、ほかの医療従事者が手術を主導します。

もし、自分が常に注目を浴び、目立つ仕事をしたいと考えているのであれば、麻酔科医の仕事は向いていないかもしれません。

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麻酔科医のキャリアアップ方法

この章では、麻酔科医のキャリアアップについて解説します。

麻酔科医のキャリアアップ方法

麻酔科標榜医

麻酔科医がキャリアアップする最初のステップとして、厚生労働省から「麻酔科標榜医」の許可を受けることが必須となります。

「標榜」は聞き慣れない言葉ですが、病院やクリニックで「この科の診療を実施していますよ」と看板を掲げることを指します。

ほかの診療科であれば厚生労働大臣からの許可は不要ですが、麻酔科の標榜に限って厚生労働省からの許可が必要と定められています。

概要「麻酔科」の標榜に当たっては、当該診療に従事する医師について、医療法(昭和23年法律第205号)第6条の6第1項に基づく厚生労働大臣の許可が必要。
許可の基準基準Ⅰ 医師免許を受けた後、麻酔の実施に関して十分な修練(麻酔指導医の実地の指導の下に専ら麻酔の実施に関する医業を行うこと)を行うことのできる病院等において、2年以上修練をしたこと
基準Ⅱ 医師免許を受けた後、2年以上麻酔の業務に従事し、かつ、麻酔の実施を主に担当する医師として気管への挿管による全身麻酔を300症例以上実施した経験を有していること
審査方法医道審議会(医道分科会麻酔科標榜資格審査部会)による書面審査(年3回)
更新制なし
制度開始昭和35年
許可数約25,036名(令和6年4月1日時点)
出典:麻酔科標榜医制度の概要|厚生労働省

さらに麻酔科標榜医が麻酔を行うと、麻酔管理料として診療報酬が加点されるといった特徴もあり、麻酔科医としてキャリアアップするにあたっては必須といえるでしょう。

麻酔科専門医

麻酔科専門医は、公共社団法人日本麻酔科学会が認定する専門医資格です。

この資格を取得するためには、まずは専攻医として決められたプログラムを修了し、麻酔科専門試験に合格する必要があります。さらに、麻酔科専門医資格を取得するためには、以下の経験が求められます。

麻酔科専門医資格を取得するために必要な経験
  • 麻酔科認定資格を取得後2年以上経過している
  • 麻酔関連業務に従事している
  • 麻酔科認定病院で1年以上の勤務経験がある

麻酔科専門医を取得することで、自分のスキルアップにつながりやすく、転職でも有利になるでしょう。

【参考記事】認定制度について|日本麻酔科学科教育委員会

麻酔科指導医

麻酔科指導医は、麻酔科専門医資格取得後、5年以上の麻酔科医としての経験が必要な資格です。

さらに、学会への出席や臨床実績、研修医への指導実績など一定の基準を満たす必要があります。麻酔科指導医としての認定を受けることで、医療業界で教育者としても活躍でき、キャリアの幅を広げることができます。

麻酔科医としてさらなるキャリアアップを目指す方は、麻酔科指導医の資格取得を目指しましょう。

【参考記事】認定麻酔科指導医(麻酔科指導医)に関する内規|公益社団法人日本麻酔科学会

麻酔科医の転職市場

人材が足りていない麻酔科医は、常勤医以外にもフリーランスとして働くこともできるため、働き方が選びやすい職種でもあります。

具体的な麻酔科医の転職市場について解説します。

麻酔科医の転職はほかの科と比べて難しい?

まず、麻酔科医の転職はほかの医療科と比べて難度が高いといわれています。

その背後には、高度なスキルと知識が必要なことが挙げられます。手術中の患者の命を預かる役割を担うため、麻酔科医には確かな専門知識と経験が求められるのです。

そのため、転職市場において麻酔科医のニーズは高まっています。

麻酔科医は人材不足

一方で、麻酔科医の人材不足も転職市場の特徴です。

労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査」によると、計81.7%の麻酔科医が「人材が足りていない」と答えており、診療科別で最も高い数値となっています。

麻酔科医は患者の体型や既往歴に合わせて麻酔の量を調整する必要があり、麻酔科医になるためには経験に裏付けされたスキルが求められるのです。

ミスできない状況下での業務や高度なスキルが求められるため、麻酔科医は人材が不足している傾向にあります。

【参考記事】2-1.医師の不足感に対する認識|勤務医の就労実態と意識に関する調査(2012年)|労働政策研究・研修機構

麻酔科医は派遣やフリーランスでの働き方も可能

麻酔科医は、フリーランスとして働くこともできます。

フリーランスの麻酔科医は、需要が高まる急患対応などで活躍の場を広げています。自身のスケジュールを柔軟に調整しながら、多様な医療機関で経験を積むことができるでしょう。

複数の医療機関で働くことで、常勤医よりも高い年収を稼ぐこともできます。

時間の自由が利く働きたいをしたい方は、フリーランスも選択肢のひとつです。

麻酔科医への転職は転職エージェントに相談を

麻酔科医への転職を考えている方は、自分一人ではなく転職エージェントにサポートしてもらうことをおすすめします。

転職エージェントは求人紹介から入局までトータルでサポートしてくれます。

まず、転職エージェントは市場動向や求人情報に詳しく、あなたの希望条件に合った求人を効率的に探してくれます。また、今までのスキルや経験を最大限に活かすポジションを提案してくれるでしょう。

さらに、転職エージェントは給与や待遇面の交渉を代行してくれます。

転職エージェントは面接の準備や履歴書の添削など、転職活動全般にわたってサポートを受けられるうえ、無料で利用することができます。

麻酔科医への転職におすすめの医師転職エージェント4選

麻酔科医への転職におすすめの医師転職エージェントを4選紹介します。

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特に「納得いく転職」に力を入れており、経験豊富なコンサルタントがキャリアプランの相談から内定後のアフターフォローまで、充実したサービスを提供しています。

実際に訪問したからこそわかる院内の雰囲気や勤務状況なども教えてもらえるうえ、採用担当者と医師の両者に会ってからマッチングをおこなっている点もポイントです。

(※1)医師転職ドットコムの公式ホームページより

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関連記事:医師転職ドットコムの評判は?メリット・デメリットや利用のポイントを紹介

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常勤だけでなく、非常勤・スポットの求人も検討したい方には、マイナビDOCTORの利用がおすすめです。

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関連記事:マイナビDOCTOR(ドクター)の評判や口コミは?特徴や利用が向いている方も解説

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関連記事:M3キャリアエージェントの評判を解説!効率的に活用する方法は

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参考記事先:https://ONE DOCTOR-cmic.com/anesthesiologist

まとめ|麻酔科医に向いている人

本記事では麻酔科医に向いている人の特徴から転職市場について解説しました。

麻酔科医に向いている人の特徴は以下のとおりです。

麻酔科医に向いている人の特徴
  • 冷静な判断力
  • 判断が素早い
  • 臨機応変な対応ができる
  • ストレス下で能力を発揮できる

麻酔科医は働き方の自由度が高く、日直や宿直が少ないにもかかわらず、人材が足りていない職種です。

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本社所在地 160-0023
東京都新宿区西新宿6丁目3番1号
新宿アイランドウイング4F
法人番号 9011101076787
設立日 2009年11月
代表者(代表取締役社長) 中山博登
主な事業内容 HR事業、インターネットメディア事業(リーガルメディア、派生メディア)、少額短期保険事業
許認可 有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可 許可番号13-ユ-313782)
グループ会社 株式会社アシロ少額短期保険
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株式会社アシロ

CAREERUPSTAGE編集部

転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。